【登山の話】低山に『涼』を求める…。

2019/8/11 15:45

皆様…暑いですね。

 

「暑い」となるべく言いたく無いんですけど、

つい…。

つい…出てしまう「アツイ」。

 

もはや「よっこいしょ」レベル。

 

そんな8月11日『山の日』

 

上高地にいって、徳沢や涸沢でゴロゴロしたい。

槍の頂上で北アルプス連邦を見ながら風を感じたい…。

 

あ~そんなところを日帰りでサクッと楽しめないものだろうか…。

 

とは言え、日帰りももったいないですよね(笑)

 

日帰りできる涼しげな山か…。

そりゃ沢登りやれば気持ちいいでしょうけど、

装備が一般の登山と違うし、一人で行くのも危険。

 

ん~日帰りできて、沢登りっぽいところ有りの一般ルート、

そして出来れば帰りに温泉が近い。

 

あるんです。

 

さいたまに。

 

名を『棒ノ折山(棒ノ嶺)』と言います。

 

今日は先日行ってきました『涼』を感じる山のお話。

 

スタートは飯能駅。

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飯能駅よりバスで約45分。

さわらびの湯で降ります。

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そして、この日はさわらびの湯着がなんと13:30。

 

山の登るんだよね?遅すぎやしないかい?(←大多数の登山者の声)

 

なんだかんだと準備してスタートは14時前。(←普通は間違いなく日が暮れます。)

それでいて最終のバスは17:30発。(←18時台が無いことに驚き)

でも当然温泉に入って帰りたい=16:30には下山。(←今回も休憩無しの予感)

 

今回のルートは標準コースタイムで約4時間半~5時間の行程。

登りで2時間半、下りが2時間程度といった割合になっております。

 

14時前にスタートして16:30には下山…。

 

はい。頑張りましょう。(←それしか無い)

 

本日はこのGARMINのInstinctのテストも兼ねております。

まずはGPSで現在地を取得します。

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建物内や近くに大きな木があるとなかなか取得してくれません。

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おっ!登山モードスタートです。

 

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バス停から少し登ると、名栗湖(有間ダム)が登場します。

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天気良すぎ~日差し強すぎ~。

気持ち低目の湿度に救われる。

 

ダム沿いに歩くと、川との合流地点に登山口があります。

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では、入りましょう!

 

歩き始めてしばらくすると、沢と合流します。

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いいですね!求めていた『涼しさ』!

 

それでは「入渓」します~(癒)

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あっ靴がクライムゾーンじゃない…。

これサロモンのトレランシューズだ(笑)

 

マチガエタ(◎□◎;))

 

登山開始15分で完全水没!

 

やってやりましたね。

これがやりたかった!

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このままバシャバシャと沢の中を歩いたり、

ときどき沢から出たりしながら進んでいきます。

 

ん?その靴の状態が気持ち悪くないかって?

そうですね。気持ち悪そうと思う方にはオススメしません。

もちろん、GORE-TEXの靴でやっては駄目です。

GOREの靴は中を濡らすと乾きが悪いのです。

 

ぐしょぐしょの靴で行動し続けることに何のストレスも感じなくなったら

「こんなに自由なのか!」と驚嘆することでしょう。

 

このような非防水の靴をぐしょぐしょに濡らしたところで、

数時間の下山中にだんだん乾いてきます。

(今回は下山が1時間だったので乾きません。)

 

ルートが短いと乾かないことも多々あるので、必ず持っていくべきものは

「セカンドシューズ」(サンダルも可)ですね。

 

お風呂上りはサンダルで帰りたいですし。

 

私はゼロシューズのアムリクラウドを愛用しておりますので、

登山道以外はだいたい「それ」です。

 

実際、沢登りをするときは沢靴・トレランシューズ(下山用)・サンダル(帰宅用)と3足持っています。

重さを問われることもありますが、1kgも変わらないので、快適さを重視します。

 

そんなことはさておき、バシャバシャとまたルートに戻りましょう。

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写真右下にも矢印があるように、

ここが正解のルートです。

こういうルートだと、寧ろ濡れたほうが気持ちいいのでは?

と、思うようになりませんか?

 

実際、サンダルで歩いている方もいらっしゃいました。

気持ちは分かりますが、怪我のリスクが上がるので、靴がオススメです。

 

沢登りでは無いんですけど、気分は「只今、遡行中」

 

途中に鎖が設置してあるところも。

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そんな風にしてしばらく「沢感」を楽しみます。

 

そろそろ沢パートも終わりが近づいてきます。

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はい。出ました。奥多摩・奥武蔵・丹沢エリアでは見慣れたヤツです。

そう、「ひたすら長い木の階段」。

 

これが助かるようで、歩きにくいところもあり、

いつももどかしさを感じながら歩いております。

 

ここも出るようですね、マムシさん。

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今回は会わずに済みました。

 

そんなこんなで尾根道に到達。

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標高は920mと表示されておりますが、少し高いでしょう。補正が必要ですね。

心拍数は139と、行動するには丁度いい数値。

ここからひたすら尾根道をグングン登るので、心拍数の最大値は187まで上がりました。

さすがに180前後は苦しいです…。

 

そんな尾根道にこんな光景が↓

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何が言いたいか分かりますかね?(逆光ですいません)

…ハイ!わかった人!(^^)/

 

そうなんです。

この尾根道を挟んで右が広葉樹の樹林帯で左が針葉樹の樹林帯なのです。

 

なんでそうなったかは知りません(笑)

 

こう、スパッと木の種類は分かれているのもおもしろいですよね~♪

 

ここからは涼しさの無い道を黙々と登り、頂上で御座います。

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時間は予定通り15:30前ですので、一瞬ザックを下ろし栄養補給して出発します。

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山頂は広く、ベンチや簡易休憩所があるので、ゆっくりご飯を楽しむのがオススメです。(できればそうしたかった。)

 

16:30までに下りられれば温泉に入ってバスに乗れます。

はい。頑張りましょう。

 

下山は重力に一切逆らわないと心に決めているので、

水が流れるが如く進みます。

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登りは「白谷沢ルート」、下りは「河又バス停」へ向かいます。

白谷沢ルートを下山に使っている方も多くいらっしゃいました。

時間的にも下ってくる方とたくさんすれ違いました。

涼しくていいんですけど、沢っぽいルートは滑るので下山に使う場合は気をつけてください。

 

河又バス停方面に立ちはだかる大岩…。

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左端をすり抜けるように通過します。

 

そこからは立ち止まることも無く、お菓子を食べたり、水を飲んだり…。

特に写真も撮ることなく…。

(下山道はあまり印象的なところがありませんので。)

 

するする…ゆるゆる…するすると…。

 

はい。下山しました。

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予定通り1時間で只今16:30。(逆光ですいません)

 

完璧な時間管理。

 

そして温泉へGO!

 

『さわらびの湯』です。

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く~(>_<)

山の後の温泉は最高に気持ちが良い!!!

 

30分ほどボーっとしております…

(*しばらくお待ちください。)

 

…。

…。

 

あっバスが17:30出発なので、

帰る準備をしましょう。

 

その前に、お風呂上りの…。

 

プシュ!グビグビ…プハー(>□<;)缶

 

はい。お疲れ様でした。

帰りましょう。

 

予定通りの17:30発に乗りまして飯能駅へ向かいます。

飯能からは運が良いと副都心線直通に乗れるので、

新宿・渋谷方面に乗り換え無しで済むというアクセスの良さもオススメポイントです。

 

今回テストしたGARMINのInstinctですが、(←本来の目的)

登山モードでの使用で、GPSの稼動時間が2時間50分。バス停出発から温泉着まで。

実際の山行時間は2時間半程でした。

 

心拍数が目に見えるので、ペースが合っているのか、そうでないのかが分かりやすいですね。

やはりなるべく止まらないで山頂まで行くには、このペース管理が大切。

心拍数が上がりすぎると当然立ち止まる回数も増え、発汗量も増えます。

結果、予定していないところで「ちょっと休憩」が発生します。

 

休憩が悪いわけでは無いですが、心拍数が落ち着きすぎると再スタートが苦しくなります。

心拍数が180を超えてきつい時は少し立ち止まっても130切るくらいで動き出したいですね。

 

ちなみに、運動時の最大心拍数は220-年齢で目安が出せます。

30歳の人で220-30=190 40歳で220-40=180 60歳で220-60=160 といった具合です。

これは最大心拍数なので、この数値は無酸素運動になります。

最大心拍数×0.9~0.8くらいまで無酸素運動なので、長時間続けることは無理です。

有酸素運動になる目安は最大心拍数×0.7程度となります。

 

最大心拍数には個人差があるので、一概には言えませんが、30~40歳くらいの方なら

上記したように180超えたら当然きついですし、有酸素の目安が180×0.7=126なので

130切るくらいで動くのがいいという話になります。

 

60歳以上の方は120前後の心拍数が有酸素運動としての目安になりますが、

±10は個人差があるので、100~120くらいが良いかと思います。

 

そして、登山モードを終了させると、時間や歩数、消費カロリー等が表示されます。

 

今回のこの山行の消費カロリー…なんと1200kcal。

多いかな?少ないかな?…少ないですよね?

 

牛丼大盛り+卵くらいで埋まります。カツカレー+サラダとかでもそんなものでしょう。

甘めのドーナッツ3~4個分くらいです。

 

ちなみにその1200kcalも糖質や脂質が混ざって代謝されているので、

ファットアダプテーションしていない状態だと糖質:脂質=6:4くらいの割合で消費されています。

これをファットアダプテーションされた身体だと糖質:脂質=2:8くらいまで割合を変えることができるのです。

 

ファットアダプテーションについてはまた別の機会で詳しく…。

 

今回消費された脂質に関して言えば、1200kcal×40%=480kcal(消費したエネルギーの4割が脂質代謝と想定)

脂質1gで7kcalのエネルギーですので、480÷7=68.5g

この程度の運動では70gしか脂肪が燃焼しない(単純計算で)ということです。

実際、エネルギー補給で糖質を摂取して優先的にエネルギー変換するので、

脂肪はもっと燃えていないはずです。

 

体脂肪率を1%減らすって大変な作業なんです。

 

1kgの脂肪ともなると、消費するのに必要なカロリーは約7,000kcal。

フルマラソンを走ったところで2,000~3,000kcalしか消費されないのですから、

運動をして脂肪を減らすのがどれだけ大変か、ということです。

 

フルマラソンの2,000~3,000だって完全脂肪のみで代謝されるわけではないので、

100km走したところで脂肪は1kg無くなりません。

 

脂肪は何故そんなに減らないのか?

それもまたファットアダプテーションのお話のときに…。

 

(ほら、ファットアダプテーションが気になってきたでしょ…。)

 

ということで、今回はこれで終わりにします。

 

皆さんも是非、心拍数を管理して登山をしてみてくださいね♪

無理なく動き続けられることが予定通りの下山に繋がります。

 

疲れたら『休む』、これもまた大事。

登山に限らずですね。

 

-MN-

 

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#埼玉#川越#登山#飯能#棒ノ折山#ファストハイク#トレランシューズ#garmin#ガーミン#Instinct#インスティンクト#最大心拍数#脂質代謝

 

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