【アウトドア】クッカーの素材の違い調べてみました。
2019/8/2 19:43
キャンプで使うクッカーの素材って色々あって分かりにくいし、種類も多いですよね、
特にクッカーやシェラカップ・マグカップなんかも素材で違いがありそうですし・・・
そこで、素材の違い(重さ・強度・熱の伝わり方など)を調べてみましたので
参考にしてみて下さい。
『チタンの特徴』
素材の違いを調べてて意外に思ったのですが、チタンの比重は鉄とアルミの中間らしいです。
「アルミより重いの!?」と驚きましたが、チタンは強度が高いため薄く作ることができ、
結果的に軽量な製品ができあがります。
チタンの強度は実用金属の中でも最高クラスの為、
登山や、より軽量なギアを求める場合には最適な選択になります。
海水でもサビずに、金属アレルギーも無く、熱も伝わりにくい為、シェラカップ・マグカップなどに使うと
口に触れる部分が「あまり熱くならない」といったメリットがあります。
熱が伝わりにくい素材の為、とても焦げ付きやすくチタンクッカーでの調理は
あまり向いてないと思います。
『アルミの特徴』
先ほどチタンの特徴の部分でも出てきましたが、チタンよりも軽い金属です。
ですが、強度が低いために厚く作る必要があり、結果的にはそれほど軽い製品になりません。
特徴は熱の伝わりがとても良く、食材にムラなく素早く熱を伝えることができるので、
適した使い方としては、「ご飯を炊く」や「お湯を沸かす」ことではないかと思います。
気をつけないといけないのは、熱の伝わりが良すぎるので「マグカップ」のような
使い方をすると口が触れる部分がとても熱くなり、ヤケドに注意が必要です。
お湯を沸かしたりは早いですが、金属の溶ける温度が低く、
焚き火でガンガン使うという用途には向いていませんので、バーナーで使って下さい。
『鉄の特徴』
ご存知の通り鉄は重くサビやすい素材ですが、とても加工しやすく、
再利用もしやすい為に身の回りで使われることが多い素材のひとつです。
熱の伝わりがチタン・ステンレスに比べ、とても良いです。
蓄熱性も高いので食材をムラなく焼くのに適しており、
「スキレット」・「ダッチオーブン」などに向いていますが、とてもサビやすく食材の入れっぱなしや、
濡れたまま放置には注意が必要です。
『ステンレスの特徴』
ステンレスは鉄にクロムを添加 したもののことをいい、
名前はstein(汚れ)less(無い)の造語で、サビないという意味です。
熱の伝わりはチタンより伝わりやすく、高熱でも溶けにくい為、
大火力の焚き火で使用する「ケトル」や「焚き火台」などの使用に向いています。
一度温まってしまうと、熱伝導が低いため冷めにくいのも特徴です。
素材それぞれに特徴があり、なんにでも使える物というのは難しいようです。
用途によって最適なものを探すのも、キャンプの一つの楽しみかもしれませんね。
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