【アイスのお話】森さんのスパルタ氷壁登攀塾 ~手が…足が…背中が…(T-T)~
2019/2/24 19:03
さてさて、花粉飛びだしましたね。
天気が良くて風が強い日がつらい…。
少し暖かくなるのはいいんですけど(^^;)
そんな今日この頃…。
先週になりますが、森さんのホームグランドであります、
沼田の不動滝にてアイスクライミングをさせて頂きました!
沼田駅で森さんと待ち合わせて~そこから車で30~40分。
駐車場に到着。すでに車が結構止まっておりまして、
今日は混んでいそうという予感…。
まずはここで身支度を整えます。
靴を履き替えて~アックスを持って~アイゼンは後で履きます~♪
今回のアックスは森さんに貸して頂きました。
しっかり砥がれています。
森さんについてテクテクと歩いていきます。
現場までは10~15分くらいです。
途中で焚き火用の薪を拾っていきます。
ここでアクシデントが…
前を歩く森さんの持っている薪の枝先がMNの左眼球を捉えまして…
木片が左眼球に寄り添ったっま残置され…しばし行動停止。
そのまま回収できず、眼底の方へ移動させて行動再開。
現場に到着。
滝に向って右のエリアは他のグループが使っているので、私達は左エリアで。
ここでアイゼンを履き、準備完了!
今回のアイゼンはグリベルのG20(旧型)です。アックスはCAMPのX-Dreamで御座います。
早速、目の前の氷で振り方を教えて頂きます。
手首のスナップを利かせて~「こう!」 「バキっ(氷が割れる音)」
うまく手首が使えないとピックのヘッド部分が当たり、氷を砕いてしまいます。
なかなか難しい…(-.-;)
次第に慣れだして、「ストン!」と極まるようになってきました。
足も思いっきり蹴りこむと当然つま先が痛くなりやすいので、
うまく乗れそうなポイントを見ながら立位置を決めていきます。
足に関しては「踵を上げない」が上達のコツですね。
こちらは森さんが持ってきていたアックス達です。
手前の2機種はどうやら韓国製とのこと。肉抜きされたボディはかなり軽量です。
振り心地や刺さり具合を語れるほど、私に経験が無いのが残念…。
単純に軽いほうが疲れにくいのは間違いなさそう。コンペ向きですね。
ヘッド部分には重さが無いと固い氷に弾かれてしまうので、一概に軽いほうがいいとは言い切れませんが…。
こちらは只今、トップロープ用のルートセットをして頂いております。
左上に見える立ち木が支点となります。
セットして頂きました。ここが本日1本目のルートです。
右側から登り始め、最後は窪んだ細道を登って終了となります。
ちなみに画像左側は私がチクチクと練習したエリアです。
もちろんビレイは森さんがとってくれます。←安心(^^)
序盤はサクサクと登り進めておりましたが、やはり終盤の窪んだところで停止…。
腕が張ってきました…。ぱっと見うまく刺さりそうなところが見当たらない…。
足場もどうしたものか…。
立ち止まっていると下から森さんが「右の壁に足かけろ~」と…
MN:「えっと…森さん右の壁は氷が薄くてそんな感じじゃないよ~」と心の声。
そうこうしているうちに腕がパンパンに(*□*;)
とりあえず一旦腕を休ませたい…。
いい足場が…
「…あ~あった~ん?なんか知らないうちにここでニーバーが極まってる!」
偶然にも右ひざが迫り出した氷との隙間に入りまして、右足を軽く立たせるだけで全身が安定しました。
ここで腕へのテンションをゼロに。ふぅ。
そして改めて周りをキョロキョロ。
確かに、左右の壁を使えば上に行けそうだ!
右はもう少し登ってからだな。
真ん中…左…そして右。
出口では遠くに打たず、足元が見えるところに打つべし…と。
ほい!出た!時間掛かったけど、なんとか最初のゴール地点へ辿り付きました。
その後はロワーダウンで下ろして頂きます。
下ろしてもらってゼーゼーと息を切らしているところに、森さんから、
「まだアックスを腕で振ってる、もっと手首を使わないと!」
「力一杯振るとすぐに疲れるぞ!」
「突き刺すだけじゃなく、引っ掛けられるところも探さないと。」
「足を見て、足がうまく置けていないと腕ばかりが大変だ。」←クライミングもそうですね。
「全体的に動きが小さいからアックスの手数が増えてしまう。」
と、助言を…頂きまして…。
次に行きたい気持ちはあったのですが、少し休憩です。
先程拾ってきた薪を集めて焚き火です。
いつもこうして焚き火をしながらアイスを楽しむのが森さんスタイルなのだそうです。
お昼ご飯にします。
私はカップラーメンを持参。そして焚き火で餅を焼く森さん。
そして、一緒にやっていた仲間が持ってきたスクリューを研いであげてる森さん。
そうこうしているうちに餅が焦げてきたので、「食べな~」と森さんが周りに餅を配り始め、
私のカップラーメンにも2個ダイブ。
そしてその後にもう1つ頂きました。カップラーメンと餅3個。お腹いっぱいです。
そしておやつ代わりにお団子や桜餅、おまんじゅう…炭水化物の祭典。
少し食べ過ぎた感はありますが、エネルギーを蓄え練習再開です!!!
皆さんも練習に励んでおります。
次は少し氷が薄いですが、開けていて登りやすそうなこちらのルート。
先程の助言を活かそうと足を極めながらグイグイ登ります。
そして、引っ掛ければいいだけの箇所もいくつかあり、
「なるほどね~♪」とつぶやきながら登っていきます。
このルートは最後に氷が薄くて少し難しいところがあるようなので、今回のその手前で終わり。
またするすると下ろしてもらいます。
このルートは真ん中から左から右からと登り方も選べるので、何本かやらせてもらいました。
右からが一番難しく感じたかな…まだつるつるした垂壁部分はアックスとアイゼンに頼り切れず恐怖感が抜けませんね。
その後も周りのクライマーの動きを観察しながら、壁の手前でチクチクと自主練。
当然ですが、皆さん上手い!そりゃそうだ!キャリアが違う!そして早く上手くなりたい!
そして本日の仕上げ課題として森さんに「ここいってみるか~」と言われたのがここ。
最初に登ったルートの左外側になります。
ここを真っ直ぐ。とのこと。
見るからに途中草生えてる「www」←MNの笑い
MN:「森さん?あの草のところは?」
森さん:「草の根元が一番良く極まるから探ってみな」
MN:「…了解致しました…行ってみます。」
写真中央右にある氷部分を使い上を目指します。
近くでよく見ると、草の上は氷が薄くてどうしたらいいのかわからない感じ。
とりあえず登りだしてみました。まあサクサクと草の下までいけましたが、
問題はそこから。
「草の根元にそりゃ!」って全然極まらない…。
疲労で左のアックスがブレブレで打てない。
足も乗っている感覚が無くなってきて踏ん張りが…。
「うわっ!」
1オチ。
右のアックスが頭上の氷に残ったままに…。
左のアックスのみで体勢を立て直し、右のアックスの回収に。
そして再トライ。
…。
…。
…。
しかし、私はもはや真冬の蝉。
そこから上に行く力が残っておらず、ただその場にしがみつくのみ。鳴くことすらできぬ…。
下から森さんが「そうしてても辛いだけだぞ~」と…。
ええ、非常に辛いです。(T-T)
やはり左の草に極めることはできず、右も氷は薄くなるばかり。
薄いと言っても慣れたクライマーからしてみればなんてことないんでしょうけど…。
次第に掌が痙攣し始め、アックスを握っているのもやっとという感じが。
「森さん===ギブアップ===下りまーす(T□T)」
はい。地上に到達。
全身がプルプルしてます。
敗因は間違いなく左の草に極められなかったことでしょう。
振ってもぐらんぐらんで全く極められない。
そして足が疎かになってしまっていた点。
ん~これは左手強化後にリベンジだな。
周りのクライマーの方々はこんなほぼ氷の無いルートに挑戦したりと…。
登っているのを見ていましたが、自分には登れるイメージが沸かないっす。
今回は滝に向って左のエリアをメインに遊ばせてもらいましたが、右側エリアは氷も厚く状態も良さそうでした。
また機会があれば向こう側でも遊んでみたいですね。
ちなみにこちらが森さんの使っていたアイゼン。
シャルレのベースにグリベルやら何やらの爪達。3本爪が調子良いらしいです。
スキーバンドで締めてるし…。
なんでも改造しちゃう森さん…。飽くなき探究心の賜物ですね。
そして沼田駅へと帰ります。
帰りの車の中で左目に残置されていた木片を回収…ずいぶん長かった…痛かった。5mmくらいあった…。
軽く着替えただけで手足が攣る…腹筋も背中も…。これは明日筋肉ツーツーですね。
駅の目の前にあるコンビニでは、自家製のたくあんが売っておりまして、
1本買って帰りました。
おばあちゃんの家で漬けてあったしょっぱいたくあんの味。
天狗様もいらっしゃいました。
《奉仕への道》
秀山荘も忘れることなく邁進していく所存で御座います。
そしてもうすぐ、3月ですね。
【秀山荘川越店】は3月1日(金)より営業を開始いたします。(/^□^)/バンザーイ
オープニングのイベント等は別途ご案内いたしますが、
2月11日の閉店から約2週間あまり…ようやく再びお客様をお迎えすることができ嬉しく思っております。
只今、川越店では大量に商品が入荷し、スタッフ一同慌しい日々を送っております。
閉店セールでは品薄状態が続いてしまい、ご来店頂いたお客様には大変ご迷惑をお掛けいたしました。
ですので、川越店のオープンではビシっと商品を揃えて皆様のご来店をお待ちしております!
どうぞ、今後とも【秀山荘川越店】を宜しくお願いいたします。
これからのブログやfacebook等ですが、新宿秀山荘からでは無く、秀山荘川越店からの配信となります。
秀山荘川越店ではキャンプ用品等の情報配信も行いますので、お楽しみに(^^)♪
また新しいページ・アカウントに関する情報はご案内いたしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。
-MN-
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