水無川 オツルミズ沢
2014/10/15 14:35
新潟・魚野川水系 水無川オツルミズ沢
”天から落ちる水”が名の由来といわれるオツルミズ沢。ほんとうに空から降るような一条の白滝を辿り、越後駒ケ岳へ抜けます。
2014、10/9~10
10/9 ●6:20森林公園P–6:40オツルミズ出合–7:00~8:00カグラ滝–9:40~11:20サナギ滝–《途中高巻ミスで時間ロス》– 14:00~16:00大滝–16:20大滝上BP
出合から巻き道をたどりカグラ滝上段取り付きへ。カグラ滝上段は1P50mめいっぱい。
その後へつったり、ちょっぴり高巻いたり、びびったりしていると、だんだんサナギ滝が見えてきます。
サナギ滝最上段は水流左裏の凹角から越えました。
そしてその後、狭~いゴルジュを途中まで進んだのですが、寒いからヤダ~戻って巻いちゃおう、ということで戻って右岸に上がり・・・うっかり上がりすぎる。
「あれ??大滝が同じ高さだ!」 そそくさ沢床までクライムダウン。トラバース、こわいから上がってしまうのです。だいぶん時間をロスしました・・。
80m大滝下 雪渓崩壊ブロックあり。 ロープをだして右岸を直上後落ち口へトラバース。3P。
大滝を越えたあと2、3小滝を越え左岸でツェルトビバーク。増水したらアウトですが快適な寝床。
流木を集める余力もなく、暗くなるまでごろごろビールやら日本酒を飲む。(今回こそ軽量化しようといっていたような?)
夜半、眩しい月明かりで目が覚める。ツェルトから顔を出すと、煌々とした月明りで明日の滝のラインもくっきりみえる。眩しいので寝袋をすっぽり被ってまた爆睡。
10/10 ・6:40BP–9:30~11:304段25m滝–14:10駒の小屋《大休止》–14:50越後駒ケ岳–18:30森林公園P
この日は8時頃からガスが降りて視界があまりきかず。今日も飽きるほど連続する滝を越えていくとどーんと雪渓がでてくる。雪渓処理にえらい時間がかかりました。
雪渓の上を歩いたり薄いとこは右岸トラバースしたりを繰り返す。沢が直角に折れるところで25m4段滝。
雪渓の先端近くから右岸に移り、1P浅いルンゼ状を登り、4段滝落ち口へトラバース。
ついでにその上の小滝も巻き、小尾根をクライムダウン。
その後、河原状になってきますがまだまだ滝がでてきます。このあたりからは「もう滝は結構です~、また滝だよ~、もうイヤよ~」と言い合いながらだらだら登る。
でもナメ滝とオレンジに染まった草紅葉がきれいだったな。そうこうしているうちに二俣を過ぎ、駒の小屋。休憩後うっかりちゃんと山頂を踏みグシガハナ経由にて下山。途中ガスが切れて迫力ある八海山方面がみえる。晴れていれば景色のよい登山道。ものすごい急ですが。最後1時間ヘッドランプ下山。
もっと早く帰ってこれると思っていたのですが・・。
技術的にはそう難しくはありませんがスラブ主体のため支点が取れず、高度感のある草付きトラバースなど、ずーっと気が抜けないので
緊張しました。びびって時間かかりました。雪渓処理によっても遡行タイムは大きく変わります。
楽しみにしていたヘギソバを食べて帰京。
メンバー kajikko(記)、他1人