こだわれるオーダーコースの話PartⅢ
2015/5/23 12:13
ストラクチャーでスキーの操作の
幅が変化することを書いた前回ですが・・・
じゃ~いつも使っているスキーでもやった方が
より操作性が良くなるんじゃないかと
思う方も多くなるのですが
ここで出してきちゃうのが
エッジに対しての加工です
角度に関しては色々在ります
特に西日本だけに特化して話をすると
びっくりするのがハイシーズンなのに
スキーがまったく横ずれしないあの特有の
雪質ですね
神鍋地域や恩原高原などで多く見られる
硬い時は普通のアイスバーンなんだけど
気温が上がってくると表面だけが
テカテカになりずれない雪質へと変わります
滑っているとスキーが
アイスバーンで切れないより
テカテカバーンでずれない方が怖く危険
まぁ靭帯もって行かれそうになりますよ・・・
ということで普通にベースビベルを1.5度ほど
たらして欲しいという注文が多いわけです
これじゃアイスバーンへの対応が厳しすぎる
いろんな状況下でもこなせるようにするためには
どうすればいいか、工房の職人と四苦八苦した
結果
これですよ
拡大写真
気がつきますか
実はエッジと滑走面の境目に注目してください
エッジと同じくらいの幅でストラクチャーが
切れていて、黒くなっているの
エッジは0.8度で加工しているのですが
滑走面との境目から0.8度ではなく
オフセットさせて加工しています
(オーダーコースで注文していただければ行う加工です)
滑走面から削るというか
エッジを下げるというか
実際のグリップ力は0.8度のままに近く
ずれ易さは1.5度なみになります
これにより両立させています。
実際に西日本の技術選(奥神鍋)でも大丈夫でした
両立を諦めていた方はスキーを持って
ご来店ください
~~~ つ づ く