こだわれるオーダーコースの話PartⅡ
2015/5/21 11:56
前回はざっくりとストラクチャーについて
書きましたが今回はもう少し細かく説明していきます
たとえば私の場合いつも使うSLベースのスキー
にはこのライナーウェーブを入れています
(深さは0.04mm)
滑走スピードがある中できれいに回転弧を描きながら
操作していく中でズレを多用しながらコントロールする小回りでは
通常のウェーブだと横ずれより縦への直進性が強くなるため
途中からエッジ方向にストラクチャーを横に流れして直進性を抑えてくれる
ライナーウェーブを選んでいます
ロングターン用はウェーブ系で少し縦長に加工する
弊社言うところのレースウェーブを入れています
(深さ0.03)*真中のスキー*
スキー自体はR27のスキーですが
技術選で使用する際にコントロール性を
高めるために深さを抑えて薄く入れています。
ショート用との大きな違いは
ターン前半で体からスキーが離れていく時に
ロングターンの場合もある意味ずれていくわけですが
このときの抵抗を抑えてあげたいので
薄めに入れてます
深くと言っても0.01~0.02mm違うと
それだけで直進性が出やすくなります
体から離してたわませるためにも
必要と感じてやっています。
さてここで出てくるのが
ん・・・
勝手に出して来ただけですが
深い方がとか浅い方がとか言っても
0.03~0.06mmくらいのなかで
加工しているわけですが
西日本の場合はここからが微妙で
水分が多い雪の場合は
ストラクチャーが深い方が
水捌けもよく滑ると言われてますが
ロングターンのほうが
確実にスピードもあり
滑走性能に影響されやすいはずなのに
薄いものをいれているのはなぜなんでしょう。。。
これはあくまでも私の場合ですが
技術選で使用する際にコントロール性を
高めるために深さを抑えて薄く入れています
と、書きましたが
まさにそれくらい変わってしまうのです
もちろんスキーの形状や性能に
乗り手の技術や癖なんかで変更することで
同じスキーでも違った乗り味に変えることは出来ます
2月後半より技術選の為に使ったスキーは
スキーの性能や形状に合わせて
ストラクチャーの形状も深さも変えました
興味のある方はお早めにご自身のスキーを持って
ご来店ください
~~~ つ づ く