【キャンプ道具の話】色々な『斧』のカタチについて
2020/6/28 15:50
雨多いですね~。
梅雨ですね~。
せっかく色々解除されて遊びに出掛けられると思っていたのに。
お店が休みの日(火曜日)がだいたい雨 (;´д`)=3トホホ・・
キャンプもしたいし登山もしたいな~。暑い日は沢にも入りたい…。釣りもしたい。
頭の中だけいつも忙しい。
欲しい道具もたくさん…。
最近、大型の鋸を手に入れたので、今まで歯(刃)の立たなかった倒木達も焚火に持っていけるようになりました。
鋸はシルキーの刃渡り360mm両手持ちタイプです。(両手持ちというところがポイント)
そしてそこに斧が加われば更に作業効率UPということです!
はい。私、『斧』が欲しいのです!
ということで今日は少しマニアック(?)な斧のお話を。
一口に「斧」って言っても実は結構種類があります。(^-^;)
今回はその中でもお店で扱っている3種類を紹介します。
まず最初に、「斧」の用途と言えば?と言われて思いつくこと…。
…。
はい。「薪割り」ですよね!(そういう事にして話を進めます。)
薪割りに適した形状の斧はこちら↓
こちらはハルタホースのスプリット50です。
このような斧を「スプリッティングアックス」と言います。
次にお話しする「キンドリング・アックス」(←ハチェットとも言います。)と違い、
刃の中央部が膨らんでいて、刺さること無く「パッカーン」となります。
↓真ん中が膨らんでいるのわかりますか?(わかりにくいですが…。)
刃の形状は楔っぽい感じです。
ヘッドが重めなので、細かい作業にはあまり向きません。
慣れてしまえばハチェットみたいに使えるかも?ですが…。
スプリット50は「スプリッティングアックス」の中でも柄が短いので、
比較的取り回しがしやすく焚火程度の薪作りに最適です。
キャンプ場では鋸で短くした倒木を繊維方向(縦)にバラすのに使います。
倒木が太すぎる場合は鋸と併用して攻めます。そこまで太いのは相手にしないほうが効率的ですが。
家に薪ストーブをお持ちで、薪作りが日課の方は立って振り下ろせるような
柄の長いものを選びましょうね。
ヘッドの重さに9.80619920m/s2(標準重力加速度)が加われば、
「パッカーーーン」間違い無しです。
そう、重力に任せ、「手は添えるだけ」です。←どこかで聞いた台詞。
振り下ろす際に、少ししゃがむ様に腰を落とし斧を加速させるとより威力が増します。
続きましてこちら↓
これはハルタホースの「アックス スカウト」です。
形状としては皆様が思い描く「斧」に一番近いのではないでしょうか?
これが「キンドリング・アックス」→ハチェットのことです。
ハンドアックスとは少しニュアンスが違うようなので、「ハチェット」と呼んであげてください。
この「ハチェット」は薪割りでは無く、「焚き付け用の斧」です。
枝を払ったり、焚火がしやすいように小分けにしたりと「鉈」に近い用途になります。
刃も「スプリッティングアックス」に比べ薄く、ヘッド重量も軽めなので、太めの薪割りすると刺さって抜けなくなったりもします…。
こちらはスプリットと違い、真ん中が膨らんでいません。
刃はこんな感じ。「THE 斧」ですね
市販されている薪はすでに小分け状態なので、更に割る必要はほとんどありません。
割れば割るほど燃え尽きるのが早くなるだけなので、お金が掛かるだけです。
太さのバランスを見て使い分けましょう。
木を拾って焚火をやる方は少なからず仕分けと加工が必要ですよね。
長すぎるときは折ったり、細くしたり…。
つまり、木の繊維に対して横に加工するか縦に加工するかが必要ということです。
細くするのはこのハチェットや鉈の仕事ですが、短くするのは鋸が向いていることもあるので、
両方あると便利です。
ハチェットは見た目は斧ですが、使い方は鉈と同じなので、
薪を縦に加工する場合、木に刃を当てたまま「トントン」と少しずつ割ってください。
どうしても薪割りイメージが強く、振り下ろす方がいらっしゃいます。
加工がいらないくらいの薪に振り下ろすと大事件になりかねないので、気をつけましょう。
最後はこちら↓
こちらはベアボーンズリビングのフィールドハチェットです。
ハチェットと名前にありますが、この形は一般的に「スローイングアックス」の部類に入ります。
はい。投げる用ということです。
(でもこの斧は投げないでください。絶対に。)
昔は武器として使われていた形状でした。
その為、刃は先に紹介した2種より薄くなっています。
今では斧投げ大会とかもあります。(主に海外)
アメリカには斧が投げられるバーもあるとか?
ダーツバーの斧バージョンです。
バーですから、お酒が飲めて斧が投げられるということです。←事故が起きないことを祈るばかり。
日本では「アックス・スローイング」という斧を投げられるサービスがあるようですが…。
少し脱線しました。
話を戻しましょう。
とどのつまり、ベアボーンズリビングのフィールドハチェットは、
「スローイングアックス」の形をしているけど用途はハチェットということです。
ちなみに、「とどのつまり」の「とど」は魚のボラのことです。
出世魚のボラは色々な呼ばれ方をしますが、最終的には「トド」と呼ばれることになるので、
「結局は~」とか「つまりは~」の意味に使われるようになったようですね。
(↑全く関係ない話を突然してくるあたり、相変わらず…。これはきっと釣り欲のせいですね。)
はい。ということで、「斧」のお話でした。
本格的な伐採目的でなければ、紹介した「スプリッティング」か「ハチェット」かでキャンプユーザーはOKです。
せっかくなので3つ並べてみました。↓ ↓ ↓ ↓
薪を買ったり、細い枝を集めたりする方は「ハチェット」で。比較的軽めで最初の1本にお勧めです。
「細い枝」というのは腕の太さくらいまでを基準に見てください。(あくまでも標準体型基準です。)
太めの倒木をガシガシと薪に変えたい方は鋸と「スプリッティング」を用意しましょう。
「太め」というのは太ももの太さくらいと思ってください。(しつこいですが、あくまでも標準体型基準です。)
それ以上太いと大変なので、相手にしないほうがいいです。
所謂、伐採用の斧が必要になります。もはやチェーンソーレベルの話になります。
シルキーの「カタナボーイ」所有者は心置きなく丸太と戯れてくださいませ。(羨望の眼差し)
ところで、一般的な登山には斧や鋸は持っていかないですよね?
それは焚火をしていいところが無いからです。
しかし、泊まりの沢登りには焚火があります。
沢登りでやる焚火は非常に楽しいですよね!キャンプ場でのそれとは何か別な感じがしますよね!
薪は拾うか作るしかありませんので、道具があると便利です。
それでも流石に斧は持っていけません。重すぎます。
なので、沢登りには「折りたたみの鋸」と「鉈」を用意しましょう。
鉈は藪の処理に使ったりもするので、グループに1本あれば便利ですよ。
鋸はワイヤーソー等のコンパクトになるものもありますが、結構手が痛くなるので、折りたたみが良いと思います。
ある程度切れ目を入れて、石で「おりゃ」とやればそこそこの太さも折れます。
…。
…。
…。
あっ。斧の話じゃ無くなってきたのでそろそろ終わりにします。
それでは皆様、良い斧LIFEを~(^^)/
-MN-
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