ランニングシューズ、屈曲部の剛性について
2019/2/8 20:30
こんにちは、アラです。
いよいよ、各地のマラソン大会が始まり、盛り上がってまいりましたね。皆様がよい結果を出せるように祈っております。
さて、今回はランニングシューズ、屈曲部の剛性についてお話します。
まず、大前提として、自分の足長に見合った正しいランニングシューズをお履きでしょうか?
これが違うと、走っている間に、シューズと足の屈曲部が合わさっていきます。
すると、シューズが適切なサイズより小さいならば、足が行き場をなくしつま先(特に爪)、指に負担が掛かります。
また、シューズが適切なサイズより大きいならば、足と合わない余り部分がかかとにいき、脱げるような動きが出て、タイムロスになります。
反面、正しいサイズのシューズを履いたならば、自然と足とシューズの屈曲部は適合し、効率よく足に力が伝わります。
では、本題です。屈曲部がよく曲がるシューズを履くと、どのような作用があるでしょうか?
ずばり、より自然な足の動きが出来、蹴り返しが早くなります。
すると、足の着地の回転数(ピッチ)が速くなり、歩幅(ストライド)が広くなります。結果、走る速度が速くなります。
ターサージールのような屈曲部のよく曲がる長距離・軽量シューズがシリアスランナーにレーシングシューズとして愛される理由はここにもあります。
もちろん、ランニングシューズには、いろんな種類があります。
ここからは、屈曲部の硬い・軟らかい、靴底の厚い・薄いを踏まえてシューズの種類を分けてみたいと思います。
まず、靴底が薄く、屈曲部が軟らかいシューズ
これは、今まで述べたとおり、スピード優位、長距離用のシューズになります。
代表的なのが、アシックスターサージール6、ミズノウェーブエンペラー3です。
アシックスターサージール6 店頭価格¥10,584(税込)
ミズノウェーブエンペラー3 メーカー希望価格 ¥15,012(税込) → 《10%OFF》¥13,510(税込)
次に、靴底が薄く、屈曲部の硬いシューズ
これはクッション性がないので、ジョギング用にはなりません。
そして、屈曲部が曲がらないので、母指球中心(屈曲部分)に踏み込んだ際のパワーを溜めることが出来、かつ、靴底が薄いので、溜めたパワーをクッションに吸収されず横ブレもせずに、正しく前に弾き出せます。
結果、蹴り返しが早くなり、ピッチ数が多く、ストライドの広い走りとなり、速度を上げることが出来ます。しかし、一歩一歩力を要する走りとなるので、短距離での使用が望ましいシューズとなります。
代表的なのが、ミズノのウェーブエキデン12、ナイキのズームスピードライバル6、アディダスのアディゼロベコジです。
ウェーブエキデン12 店頭価格 メーカー希望価格 ¥16,740(税込) → 《10%OFF》¥15,066(税込)
ズームスピードライバル6 メーカー希望価格 ¥9,180(税込) → 《10%OFF》¥8,262(税込)
アディゼロベコジ メーカー希望価格 ¥9,170(税込) → 《10%OFF》¥8,253(税込)
最後に、靴底の厚いシューズですが、各メーカーの完走モデルがこれに該当します。
屈曲部の硬さ、軟らかさはメーカーのコンセプトによって変わってきます。
アディダスのソーラーグライドST、アシックスのGT-2000NY7は屈曲部が比較的硬く、ミズノのウェーブライダー22、ナイキのズームペガサス35、ニューバランスのHANZOUは軟らかい作りになってます。
ソーラーグライドST メーカー希望価格 ¥14,040(税込) → 《10%OFF》¥12,636(税込)
GT-2000NY7 メーカー希望価格 ¥13,824(税込) → 《10%OFF》¥12,441(税込)
ウェーブライダー22 メーカー希望価格 ¥13,932(税込) → 《10%OFF》¥12,538(税込)
ズームペガサス35 メーカー希望価格 ¥12,960(税込) → 《10%OFF》¥11,664(税込)
HANZOU メーカー希望価格 ¥14,580(税込) → 《10%OFF》¥13,122(税込)
足を守りつつも、可能な限り速く走ることも想定に入れた完走モデルのシューズがほしいとなれば、厚底で屈曲部の曲がるシューズが望ましいということになります。
以上、ランニングシューズの屈曲という面から用途を考えてみました。
ぜひ、練習内容に応じてシューズを使い分けていただいたらと思います。
シューズ選びに迷ったら、スポーツワールド3階ランニングコーナーへ!
皆様の状況に応じて、一緒にシューズ探しお手伝いいたします。
長文お読みいただきありがとうございました、アラでした。