●幻の1本●ROME SDS×SNURFER
2016/11/12 13:03
あっという間に広島県のユートピアサイオトスキー場のOPENまで4日となりました!初滑りの準備は進んでいるでしょうか!ここ最近は各スキー場様からゲレンデのパンフレットやポスターをいただきまして今シーズンの営業方針やコンセプトについても色々と伺っています。面白そうな事を企んでいるスキー場も多々、ありますね・・・。さてさて、本日は是非ともご紹介したいBOARDを1本、書かせて頂きます。
100本限定で生産されたROME SDSとSNURFERとのコラボレーションモデルです。SNURFERというのはSnowboardの起源になったと言われるBoardで、1960年代にシャーマン・ポッペンがボードの先端に穴を開けてロープを通し、舵取りのようにして操作をするBoardを開発したのがSnowboardの始まりとされています。
ノーズ部分にプリントされているデザインを見るとSNURFERがどのような物だったかイメージできるのではないでしょうか!当時のスキー場は、Snowboardが無い時代だったのでSNURFERは裏山の斜面で遊ぶような物だったんですね!当然、Bindingも付いていない頃の話です。
今回、ご紹介しているモデルは2015年に北米で限定販売されたBoardのリメイクでディケールはPowder Division 148を採用しています。SNURFERのデザイナーとROME SDSのアートディレクターであるマイケル・パドックがSNURFERのアート・ヒストリーを取り入れて高級感のあるホワイトウォッシュ・ウッド・グラフィックに作り直しました。そして100本の限定生産なので写真のようにシリアルNo.が入っています。
勿論、SNURFERという名前だけを入れているわけではなく、実際にロープを通して乗れるようにノーズ部分には穴を開けてあります。当時のSnowboardを体感出来る、ルーツを感じられる1本に仕上がりました!実の所、アメリカではSNURFERが50年振りに復刻されたという事でコンテストも行なわれるほどの盛り上がりです・・・。
写真は実際にこのモデルでSW Methodを決めている1枚。Snowboardのルーツと融合した最新のBoardは正に唯一無二と言えるのではないでしょうか!余談ですが、僕自身がSNURFERを知ったのは当然、SNURFERが誕生してから何十年も先の事になります。つまり「温故知新」であり過去のヒストリーを紐解いていく事で自身のSnowboard感が高まるものだと思います。個人的には、こういった「カルチャー」の色が濃い事が他のスポーツや競技に無いSnowboardの大きな魅力だと思います。