【新商品の話】リニューアルしたドラウトクローについて~アクティブミッドレイヤーを考える~

2018/10/6 14:32

さてさて。夜がだいぶ過ごしやすい季節になりましたね。

窓を開けて寝ると寒いと感じるくらい…。←もう10月なんだから閉めなよ。

 

そんな今日この頃。

 

ファイントラックからリニューアルしたドラウトクローとエバーブレスバリオが入荷しました。

今回はドラウトクローについてのお話で御座いまして。

 

商品はコチラ↓↓↓

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ドラウトクロージャケット:全3色(写真はメンズ)

価格:税込¥16,740(メンズ) 税込¥16,200(レディース)

 

今回のリニューアルポイントは【通気性向上】・【動きやすさUP】の2点。

 

ファイントラックがドラウトクローに求めるものは「保温性だけではないミッドレイヤー」

基本的にミッドレイヤーの多くは「保温性」に比重が置かれますが…。

近年、このドラウトクローのリニューアルにも見られるように、「保温性だけではないミッドレイヤー」が注目されてきています。

 

保温性だけではなく、何を求めてきたのか?

答えは『通気性・汗処理の早さ』です。

 

保温したいけど汗処理も早く?通気性?

一見、矛盾するようにも思えますが、これは非常に重要なポイントなのです。

 

私自身、このミッドレイヤーに関しては色々悩んだ結果、何種類か持っていまして…。

まずは薄手のダウン代表、ノースフェイスのライトヒートジャケット。

そして、ポーラテックハイロフトのフリースはホグロフスのもの。

それにプラスしてスマートウールの身頃だけ中綿のウールジャケット。

 

最後に足した、ウールのジャケットが私の中で『アクティブミッドレイヤー』になります。

冬も《ファストハイク》スタイルで登っていると着込めば汗の量が尋常じゃない。

しかも、ウェア内と外気温との温度差が大きいので、

水蒸気の汗はあっという間に水滴に変わり、GORE-TEXのジャケットだと内側がびしょびしょになりました。

 

かと言って、ミッドレイヤーが無いとスースーして立ち止まるとすぐに冷えるし。

その結果、なるべく薄手のミッドレイヤー+中厚のソフトシェル(フロウラップ等)というレイヤードになりました。

もちろん、ミッドレイヤーの下は、ドライレイヤー+ベースレイヤーの組み合わせです。

雪がちらつく程度だと、ソフトシェルで問題ないです。

雨用に夏物のレインジャケットを持っていくことも必要です。←今はオーバーザックポンチョがメイン。

 

この《アクティブミッドレイヤー》の定番として位置付けられるであろう、

ファイントラックのドラウトクローシリーズ。

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左:旧モデル 右:リニューアル後のモデル

旧モデルと比較してみると、新しいほうは生地が凸凹しており、

この凹んでいるところは薄くなっているので乾きが早そう。

通気性と汗処理の早さにおいて改善されたのが素材感からも伝わります。

触った感じも薄くなったように感じます。

ミッドレイヤーにベンチレーションが付いているのがまた画期的。

 

アウターにバリオを重ねるとこんな感じでリンクします。中の赤いジャケットがドラウトクローです。

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ウェア内の換気は一瞬です。

 

着用してみた感じも、適度なフィット感。

伸縮性があり動きやすさは抜群。

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前のファスナーもあまり喉元に干渉しないデザイン。

中に着ているドラウトゼファーともファスナーの終点は重ならないようになっています。

 

さらに上からダウン等のミッドレイヤーを足しても、首はごわつかない感じ。

寒いときはドラウトポリゴン2等を着てその上からアウターでOK。

 

ファイントラックが提唱するレイヤリングシムテムのL1~L5の中で、

ミッドレイヤーはL3になりますが、このドラウトクローはL2.5な感じ。←勝手に作ってすいません。

しかしフロウラップもそうですが、いつも中途半端な山の天気に上手く対応するためには、

このどっちつかずなポジションのウェアを使いこなせると非常に快適になります!

 

【快適なら安全だ】

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そうです。全てはここに繋がります。

何にでも当てはまりますが、快適に過ごすには『調節』が必要です。

これからの冬山に対する汗処理の重要性。←ドライレイヤーを使うことが前提です。

吹雪いたときの防風・防寒に対するレイヤリング。

 

レイヤリングは足し算と引き算の繰り返し。

 

【+と-で0】=【快適な状態】

 

暑くもない・寒くもない・蒸れ感も無い。

ただ、自分の呼吸と風の音。

山を踏みしめる感触。

 

心臓の鼓動と心地よい疲労感。

 

目の前に広がる四季折々の『その姿』。

 

さあ準備をしましょう。

『調節』し『快適さ』を得るため。

 

【快適なら安全だ】

 

安全が保障された登山はありません。

快適に登れることは、リスクマネジメントがなされているということです。

 

全てはただ、ひたすら無事に下山するために。

 

-MN-

 

 

★カテゴリー★

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